ホワイトニングがしみる!と感じた4つの原因とその対処法

歯科

ホワイトニングがしみるというご経験はありますか。「しみる」ということが大きなデメリットとまでは言えませんが、施術中や施術直後に「しみる」ような違和感を感じることがあるものです。
歯の状態が悪いと大きな痛みを感じる場合もあります。

今回は、ホワイトニングがしみる原因と、その対処方法について詳しくご紹介いたします。

ホワイトニングがしみる!原因とは?

ホワイトニングに使われている薬剤は、過酸化水素を主成分としています。これが、一時的に知覚過敏を起こしたり、神経への刺激によって、「しみる!」という痛みを起こしていると言われています。

多くの場合、時間とともに痛みは和らいでいくのがですが、ホワイトニングでしみる原因について、ご紹介いたします。

  • 一時的な知覚過敏
  • 過酸化水素による神経への刺激
  • エナメル質が欠けている部分は強くしみることも
  • 歯茎へ薬剤がついた場合

一時的な知覚過敏

過酸化水素とは、いわゆる歯を漂白するものです。歯の表面を一時的に脱灰(ミネラル分を取る)させる作用があります。これによって、知覚過敏のような「しみる痛み」を感じることがあるのです。

過酸化水素による神経への刺激

過酸化水素は歯の神経を刺激することがあります。エナメル質が薄くなっている場合、その下の象牙質の中に通っている神経が刺激を強く感じやすくなっています。

エナメル質が欠けている部分は強くしみることも

エナメル質が薄くなって象牙質がむき出しになっていると、過酸化水素は強くしみてしまいます。歯ぎしりなどによって歯がすり減っていたり、歯に亀裂が走っている場合は、強い痛みを伴うものです。

歯茎へ薬剤がついた場合

ホワイトニング剤が歯茎などに付着していると、ヒリヒリする痛みを誘発させることがあります。オフィスホワイトニングでは、歯茎や唇などをカバーし、ホワイトニング剤が付着しないようにします。
一方、自分でホワイトニング薬剤を塗布するホームホワイトニングの場合、薬剤が口中に漏れて、口や喉がヒリヒリするような痛みを感じることがあります。

ホワイトニングがしみる!場合の対処法

ホワイトトングがしみて痛みを伴う場合、我慢する必要はありません。次の方法で痛みを軽減したり取ったりすることも可能です。

ホームからオフィスホワイトニングに切り替える

ホームホワイトニングからオフィスホワイトニングに切り替えることによって、痛みが無くなることがあります。
ホームホワイトニングは、薬剤を歯に塗る際、歯茎にかかってしまい、痛みを伴うことがあります。歯科医師や歯科衛生士に塗布してもらうことによって、薬剤がキレイに塗れて、しみる痛みを軽減させることができます。

歯茎の保護をおこなう

オフィスホワイトニングでは、薬剤を塗布する前に歯茎を保護する薬剤を塗って、膜を作り、歯ぐきの痛みを軽減させることができます。ホワイトニングをおこなった後、歯ぐきの痛みが強いと感じたら、歯科医師にご相談ください。

しみ止めの薬剤を使う

オフィスホワイトニングでよく見かけますが、歯の知覚過敏を緩和させる「しみ止め」の薬剤を使うことがあります。

痛み止めを飲み安静にする

オフィスホワイトニングをおこなうと、施術後1日〜3日程度、知覚過敏の痛みにが出ることがあります。我慢できないほど痛みを感じる場合は、痛み止めを服用することで痛みを緩和することも可能です。
薬との相性もあるので、服用の際は必ず歯科医師にご相談ください。

カウンセリングを受ける

ホームホワイトニングで痛みを感じている場合、薬剤が合わなかったり、塗布が適正でないことが考えられます。
原因の追求や正しい塗布の方法などを理解することで痛みを減らすことができるでしょう。

セルフホワイントニングは注意が必要

自分でおこなうホームホワイトニングは、全て自己責任となります。歯科医師の目が届かないところでおこなうので、正しい知識や方法が必要です。

強すぎるホワイトニング薬剤を、長時間使い続けると、エナメル質に問題が起こり、知覚過敏が治らない状態になりかねません。

強い痛みなどを感じる場合は、自分の判断で施術したりせず、必ず歯科医師の診断を仰いでください。

歯科医院で受けるホワイトニング

過酸化水素を含んだホワイトニング薬剤は、歯科医院でのみ使用ができます。

濃度が少し異なるだけで大きな作用の変化が起こるため、歯科医師の判断のもとでしか取り扱うことができません。 結果的に歯茎や歯にトラブルを起こさないよう、歯科医師の管理下で安全にホワイトニングをおこないましょう。

まとめ

ホワイトニングは正しく行うことで歯を白く見せたり、笑顔をよりステキに見せたり、美容に大きな恩恵をもたらします。思わぬトラブルを抱え込まないよう、正しい知識と方法で安全に行ってください。

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