人気が高まってきているのに、意外と知らないファスティングの効果。
ファスティングと聞くと、ダイエットに効果があるというイメージを強くお持ちになるのではないでしょうか。
ファスティングで得られる効果は、ダイエットだけではなりません。
ファスティングは、細胞から毒素を排出し、自然治癒力を回復させる方法です。その後の食事をしっかりと吸収できる土台作りが目的として、体内環境の整理をうながすための健康法となります。
今回は、ファスティングの効果やデメリットについて、ご紹介します。
ファスティングとは?
ファスティングとは、「断食」を示す英語で、一定の期間、飲食を絶つことを意味し、そもそも宗教的な儀式としておこなわれてきました。日本では「ぷち断食」と捉えられることもあります。
ここで言うファスティングとは、身体に必要な栄養素と最低限のカロリーを摂取しながらおこなう自然治癒力を呼び覚ます健康法のことです。
人間の体は、消化吸収がない状態が続くと、自然に体内の栄養素を使うようになるので、その時、体内に溜まった毒素も排出されます。
それによって、ダイエット効果だけでなく、デトックス効果もあり、さまざまな方面で良いと言われています。
ぷち断食とは?
ぷち断食とは、断食ほど本格的ではないものの、同じように胃腸を休ませ、身体の機能を回復させることを目的としています。ダイエットは、二次的なもので、本来の目的に含まれません。
大体1日〜3日ほどおこなうのが、平均的なぷち断食といえます。
ファスティングのメリット、効果
ファスティングの効果は、以下のようなものがあります。
腸内環境の改善
1日3回の食事によって、胃腸はずっと働き続けています。ファスティングによって、胃腸を休ませ、腸内環境の改善をおこないます。
ダイエット
食事制限となるので、ファスティングはダイエットにも効果があります。
デトックス効果
デトックスとは、体中の毒素を尿や汗、便などによって排出することで、さまざまなメリットがあります。
内蔵が疲れてくると、病気になりやすくなると言われています。そこで、ファスティングによって、内蔵を休ませ、体内の毒素を排出させる内蔵機能を回復させます。
ホルモンバランスが整う、美肌効果
ファスティングは、栄養の吸収力を高めて、血液をきれいにすることによって、ホルモンバランスの乱れが改善されやすくなります。
ファスティングは意味ない?
ファスティングは意味がないと言う意見もあります。食べる量を減らすことで、健康へのメリットがあるものの、それ以外のメリットがないという意見です。
健康へのデメリットは分かっておらず、むしろメリットのほうが多く発見されています。
ファスティングのデメリット
次に、ファスティングをおこなう時のデメリットをご紹介します。
正しい知識が必要
あやまった知識でおこなうと、リバウンドや身体に異常をきたす可能性があります。専門家の正しい知識、指導のもとでおこなうほうがいいでしょう。
リバウンドしやすい
ファスティングすると、いったんは体重が落ちます。しかし、体の脂肪が燃焼されたわけではありません。
ファスティングは、リセットによってダイエットの準備をしたようなもので、その後も大切。
カロリー計算や糖質制限、バランスのよい食生活と適度な運動などを取り入れるのが良いですね。
睡眠不足の可能性
お腹がすいて眠れなくなるケースもあります。仕事に差し支えのない日程でおこなうのが良いでしょう。
まとめ
自然治癒力を呼び覚ます健康法として、人気のファスティング。
今回は、そのファスティングについて、メリット・デメリットをご紹介しました。
自己流のファスティングは、リバウンドや身体異常を招くこともあります。
医師の管理のもと、安心して取り組める環境づくりが重要ですね。