更年期と上手く付き合う方法

健康

 更年期障害。他人事だったのですが、2年ほど前から身体や心の状態に明らかな
変化が表れ始めました。

症状の出方は、自分を取り巻く環境や体質によって人それぞれのようです。
私の場合、手指の関節が寝起きに酷く痛み、足首、脚、と広がって朝から身体的な苦痛とそれに伴う精神的な不安に悩まされました。
痛みに耐えながら仕事へ向かい、このままこの痛みと付き合い続ける事を考えてどうしようもない気持ちでした。

同じ年頃の友人に「更年期を感じるか」とを聞いたところ、回答は三者三様で
「全くわからない」という方もいれば「顔から汗が出る」「めまいと耳鳴りがある」等でした。

ここでは私の症状を出していきます。

  • 関節の痛み
  • 不眠
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 肩こり
  • 抑うつ
  • ホットフラッシュ
  • 生理不順
  • イライラ

どれが一番つらいかと聞かれても、一つ一つが重なって不安感まで増幅するので
全部辛い。。とっても。。。

最近は抑うつ、不安が定期的に襲ってきます。この不安感、本当にひどい時は「もう全てから解放されたい」と思うので、一人で抱え込んでいる方は更年期の症状の一つとして捉えて早めに医療機関を受診して欲しいと思います。


少しでも楽になるために私が無理なく実践している事を以下に書きますね。

漢方薬の服用

更年期に表れる症状の一つに「頭痛」。
特に女性の頭痛の原因に、水分の排泄がスムーズに行われずに体内に溜まってしまう「水毒」というものがあります。五苓散は水分循環を改善し、無駄な水分やむくみを取り除く生薬から出来ています。痛み止めで治まらなかった頭痛が五苓散で改善された時は感激しました。
ほかの症状としては、何もかもが億劫になります。著しい意欲低下により、悪循環に陥ってしまいます。
この「意欲低下(フレイル)」には補中益気湯を服用しています。
胃腸虚弱で疲労倦怠感、手足のだるさ、夏ばてになりやすい、気力がない方に適しています。
今、服用最中なので効果が出るまで少々時間がかかると思いますが、焦らず長期で飲んで様子見中です。
もう1つの漢方薬は当帰芍薬散。これは更年期障害に処方される代表的な物ですが体質によっては別の漢方薬になるので先生と良く相談して下さい。
当帰芍薬散は私の体質では食欲増進します。美味しくご飯が食べられるようになったので食事の時は義務感から解放されています。

筋肉って大事

フレイルは運動不足になります。悪循環の始まりですね。
運動不足により筋肉量が減るとマイナス思考になり、ますます抑うつに拍車がかかります。筋肉に刺激を与えないと骨粗鬆症にも拍車がかかります。血行不良は身体も脳も栄養不足に陥るので良い事は無いのです。
急な激しい運動は無理がかかりますし、長続きしません。簡単で気楽に出来るものをやってみませんか?

ラジオ体操と軽いストレッチ

ラジオ体操は、誰にでも出来る全身運動です。とてもおすすめ!雨が降っていても家の中で出来ます。天気が良ければ日当たりの良い部屋で実践するのも良いですね。
あとは、床に座って軽く腕や脇腹を伸ばすのも血行改善に繋がります。少しずつ毎日やる事が大事ですので気張らずに行いましょう。
ぬるめのお風呂に浸かるのも血行改善に良いですよ。
だた、あまりにも抑うつや不定愁訴がつらい時は迷わずに病院で相談して下さい。

マイヤーズカクテル・プラセンタ

私の更年期物語はまだまだ続きます。なぜなら真っ只中なので、試行錯誤で過ごしています。誰もが通る道だと分かっていても孤独になりがちで、自分だけが辛いと思い込んでしまいます。だからこそあえて病院へ出向いて話をする必要があります。少しでも緩和された私の経験から、自分にあった療法と出会えると、すこし前向きになれます。この「少し」は辛い状態の大きな救いに変わります。


今は、プラセンタを週に1〜2回は打ってもらい、なるべく栄養バランスのとれた食事摂取を心掛けています。
プラセンタは始めてから3ヶ月ほど経過した頃から関節と身体の痛みが和らぎまました。朝、動くのが辛かったので、すんなりベッドから起き上がる事が出来る
ようになって気持ちが前向きになりました。

ホットフラッシュが悪化した時マイヤーズカクテル点滴療法を試してみました。
眠りが浅かったのですが、良質な睡眠が取れて翌日その症状が軽減したので、1週間に1回のペースで1ヶ月続けてみた結果、ホットフラッシュが徐々に治まってきて、今では殆ど起こっていません。
もう1つ明らかな変化がありました。髪の毛が潤ってしっとりしました。(これは何も期待していなかった部分だったのでプレゼントの感覚で嬉しかった!)
長期間不定愁訴が無くなるわけではありませんが、出来るだけ症状を悪化させない様にするのが望ましいと思います。

辛い状態を話せたり共感できる人がいるだけでも少し楽になります。1人で悩まず医療機関の受診をして下さいね。

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