ダイエットで痩せない人が知らない5つの基本と痩せない10つの原因

健康

5つの基本を押さえて着実なダイエットを

ダイエットの基本と痩せない原因を紹介します。すぐにリバウンドしたり、そもそもまったく結果が出なかったりと、ダイエットに失敗は つきものです。ダイエットに成功したものの、気が緩んで食べ過ぎてしまい、リバウンド してしまった経験のある方は少なくないのではないでしょうか。せっかくダイエットをす るのなら、成果を出したいもの。

成功に導く5つの基本を押さえておきましょう。

1.記録をとる

食べていないのに体重が減らないなら、その日食べたものをノートに書き出してみましょう。小腹が空いてついついお菓子に手を伸ばしていたり、買い物のついでに軽食を食べた りしているのを忘れていませんか? ひとつひとつのカロリーは大したことがなくても、通 常の食事にプラスすると、一日の必要カロリーをオーバーしているかもしれません。
自分 がどれだけ食べているか、一度しっかり把握してみましょう。現在の食事量を知ること で、ダイエットの計画がたてやすくなります。

2.大きすぎる目標をたてない

ダイエットを始めようと決意するのは、理想体重より相当太ってしまったときが多いもの。つい「10キロやせる」などと大きな目標をたててしまいがちです。でも、一気に痩せるとリバウンドしやすくなってしまいます。
リバウンドしにくい減量のリズムは、1か月に体重の5%だと言われています。たとえば体 重50キロの人なら2.5キロがその目安。まずは1か月で2.5キロ痩せるつもりでダイエットに 励みましょう。

3.栄養バランスを考える

健康的な生活には、炭水化物・タンパク質・脂質の3大栄養素を中心に、ビタミンやミネラルのバランスよい摂取が大切です。
「脂質はダイエットの大敵」と避けていると、代謝不良を起こして、むくみなど原因となります。また、効率よく筋肉量をアップするには、炭水化物3:タンパク質1の割合で摂取すると良いと言われています。炭水化物を抜いたり、脂質を抜いたりせず、バランスよく食べましょう。

4.激しい運動より、日常的な運動

スポーツジムなどで激しい運動をすれば、急激に体重を落とせるかもしれません。でも、運動後は食べ過ぎてしまいがちですし、一度休んでしまうとそのままずるずる行かなく なってしまう可能性も……。
それよりも、日常的な軽い運動を心がけましょう。たとえば 一駅手前で降りて歩くとか、階段を使うとか、小さなことでかまいません。意識して体を 動かすようにしましょう。

5.良質な睡眠をとる

良質な睡眠をとると成長ホルモンが分泌され、基礎代謝のアップが期待できます。また、よく眠ると食欲を増進させる「グリシン」が減り、食欲を抑制する「レプチン」が増えるため、暴飲暴食を抑止できるのです。

痩せない原因はダイエットの知識が間違っているから?

ダイエットが成功しない人は、ダイエットの本質をわかっていないのかもしれません。そこで今度は、痩せない原因となる10パターンの間違いを見てみましょう。

1.極端な少食

極端に食事量を減らすと体が飢餓状態になり、基礎代謝が下がります。その状態ではいくら摂取カロリーを減らしてもなかなか体重が減りませんし、食事量を基に戻した途端、リバウンドしてしまいます。

2.断食

断食は即効性のあるダイエット方法ですし、デトックス効果もあります。でも、長期の断食は体を飢餓状態にし、代謝が落ちてしまいますし、体調を壊す可能性さえあります。

3.好きな食べ物断ち

ケーキや揚げ物はおいしいけれど、カロリーが高いので、ダイエット中は控えた方が無難です。でも、好きなものを一切断ってしまうとストレスになり、反動で暴飲暴食をしてしまう可能性があります。月に1度か2度と回数を決めて、適度に楽しむようにしましょう。

4.肉断ち

肉はカロリーが高いものも多く、ダイエットには向かないと勘違いしている人が多いようです。肉類は良質なタンパク質のかたまり。私たちの細胞や血液はタンパク質でできています。肉を断つと基礎代謝が落ちるうえ、生活習慣病にもかかりやすくなると言われてい ます。適度に肉を食べて、健康的なダイエットを心掛けましょう。

5.油類断ち

脂質は脂肪の元……と、油類を一切摂らないと体温が低下し、むくみの原因にもなります。悪玉コレステロールを減らしてくれる不飽和脂肪酸を積極的に摂るようにしましょ う。不飽和脂肪酸にはオリーブオイルや大豆油、エゴマ油などがあります。

6.炭水化物断ち

炭水化物抜きダイエットは結果が早く出やすいので、取り組んだ経験がある方も多いかもしれません。でも、筋肉を動かすエネルギーも炭水化物です。炭水化物を一切摂取しないと、効率よくエネルギーを消費できませんし、タンパク質を摂取しても筋肉量が落ち、ダイエットに失敗する可能性も高くなるのです。

7.一日二食や一食

朝食や夕食を抜くと摂取カロリーが減りますが、朝食を抜くと一日の基礎代謝量が減ると言われています。また、夕食を抜くと空腹状態で眠ることになり、夜中に目覚めてしまうなど睡眠が阻害され、結果的に太りやすい体質になるかもしれません。

8.過度な運動

激しい運動をした後は「これだけ運動したのだからちょっとくらい多めに食べても大丈夫だろう」と、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。空腹のままに食べ、気づいたら消費カ ロリー以上に食べてしまっていることも。無理のない、適度な運動を心掛けましょう。

9.結果を急ぎすぎる

一日の摂取カロリーを極端に減らせば、1か月に10キロの減量も不可能ではありません。でも、人間の体にはホメオスタシス(恒常性)と呼ばれる傾向があり、体の環境を一定に 保とうとするため、必ず「停滞期」が訪れます。結果を急ぎすぎると停滞期で焦った結果、やけ食いをしてしまうかもしれません。1か月に体重の5%を目安に目標を立てましょう。

10.ダイエットに効く食品を過信

過去に納豆ダイエットやグレープフルーツダイエットが流行しました。でも、納豆やグレープフルーツにもカロリーがあります。普通の食事にプラスすれば摂取カロリーが増えてしまいます。ダイエットに良い食品をプラスするなら、他のメニューを減らすべきなのです。

間違ったダイエットの知識から脱却し、健康的な肉体を

間違ったダイエットの知識についてご理解いただけたでしょうか。

世の中にはさまざまなダイエット法がありますが、極端に言えば、バランスよく食べ、日常的に運動をし、よく眠るのが、もっとも健康的なダイエットでしょう。でも、忙しい現代人にとって運動時間を確保するのは大変ですし、外食が多いと食事バランスを考えるのが難しいものです。

上手に栄養バランスを整えられないと感じるときや、 運動不足気味を自覚したときには、ダイエット注射という方法もあります。αリポ酸やLカ ルニチンといったダイエットに有効とされる成分を注射して、痩せやすい体を作ろうというもので、当院のスーパーダイエット注射は、アミノ酸とビタミンB1をプラスしているため、さらに高い効果を期待できます。

バランスの良い食事や日常的な運動、良質の睡眠で代謝をアップさせるのが一番です。でも、さまざまな事情や時間の都合がありますから、無理をせず、自分に合ったダイエットを見つけていただけたらと思います。

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